CLOTHING
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a.b.k
ベラルーシ出身の女性デザイナーALYA(アルヤ)が2006年にニューヨークで立ち上げたレザーブランド
「a.b.k」。
ニューヨークに移り住んで10年、ユッタニューマンのレザー工房で修業を積んだ彼女が作り出すレザーアイテムは、アメリカ国内で鞣されたベジタブルタンニンレザーのみを使用し、さらに手染めにより仕上げられます。
ダイからステッチワークに至るまで全ての工程を手作業で行い、一針一針丁寧に縫い合わされています。
その丁寧な手仕事から、あのラルフローレンのRRLラインのレザーグッズを手掛けて欲しいとオファーもあったほどです。
彼女は、自分の作りたい物を、一つ一つ手作業で拘って作りたいという思いからオファーを断り、頑なに自身のモノづくりを続けています。
一つ一つのアイテムに職人としての熱が込もったレザーグッズは、古き良き時代の職人たちが作ってきたヴィンテージと見間違うほどの雰囲気を醸し出していますが、
決してビンテージを模倣したようなバッグでは無く、現代の都会的センスと哀愁漂うカントリースタイルを融合させた、
まさに彼女が故郷であるベラルーシから、ニューヨークへと移り住んできた生い立ちがそのままデザインに落としこまれているように感じれます。
今回はフラップトートバッグと、
三連フラップウォレット。
ハンドダイならではのレザーの風合い、分厚くしっかりとしたレザーに映える一針一針ハンドで縫い合わされたステッチワーク。
素晴らしい。
AMERICAN OPTICAL
世界最古の老舗眼鏡メーカー「AMERICAN OPTICAL」
デッドストックです。
AMERICAN OPTICAL社は、1826年にアメリカ・マサチューセッツ州・サウスブリッジにて設立された、現存する眼鏡メーカーとしては、世界最古の超老舗メーカーです。
眼鏡フレーム、レンズ、保護眼鏡、サングラス等、眼鏡関係の分野で常に市場リーダーであり続け、
精密機器・医学・電子工学・自動車、さらには軍事関連の高度な最先端技術を要する製品および部品製造の分野でも世界屈指の供給者となるなど、眼鏡産業の発展に他に類を見ない程の目覚しい貢献をしてきました。
第一次世界大戦、第2次世界大戦の際もUS ARMYにサングラスを供給していた実績もあります。
様々な分野で高性能な製品を提供してきたAMERICAN OPTICALのアイウェアは、
1969年、アポロ11号が世界初の月面着陸を果たした際に乗務員たちが着用していた話も有名です。
今回は60年代のデッドストック品。
「SAFETY Z87-2」というモデルで、当時バイクやオープンカー乗りのゴーグル用としてリリースされ、
サイドに折りたたみ式の風防がついた特殊なサングラス。
かけた時のフィット感が良い。
フレームはグレーカラーのスモークで、UV加工されたグレーのレンズが装着されています。
デッドストック物はなかなか見つからないので、お早めにどうぞ。
Carlo Leoni
「Carlo Leoni」(カルロレオーニ)
1946年より北イタリアの小さな工房で靴作りを続けてきた代表的な職人、「カルロレオーニ」。
彼の名を冠したこのブランドは「ブランド」というより「彼の作った靴」という感じの小規模体制で
熟練職人の手作業で一足一足丁寧に作られています。
カルロレオーニの最も特筆すべき点は、製法にあります。
現在、世界でもごく限られた職人しか作れないという、「ウッドネイル製法」という技術。
ウッドネイル製法とは、底付時に行う縫製を一切省き、
アッパーとインナーソールの固定・本底付けまでをウッドネイル(木釘)を打つ事で行う製法。
縫製による底付けと比べると堅牢で柔軟性に優れます。
さらにコバ周りは美しく仕上がるという、頑丈さと美しさを兼ね備えた技法です。
製法や品質、履き心地に耐久性まで、細部まで拘り抜いた素晴らしい靴ブランドです。
今回入荷したのは、「MODEL 298」。
1800年代から存在していたクラシックなアッパーデザインで、
甲先のフォルムがオブリークトゥと呼ばれる緩やかな曲線を描いた木型を使用。
素材には牛革の最高級品と呼ばれる、キメの細かい生後6ヶ月以内の仔牛の革「カーフ」を使用。
クラシックなデザインながら、上質な素材選びやイタリア物ならではの洗練された仕上がり。
太めのワークパンツや軍パンと合わせたり、クラシックなジャケットスタイルにもカッコイイです。
是非、店頭でご覧下さい。
RIOS OF MERCEDES
「RIOS OF MERCEDES」
リオス オブ メルセデスは代々靴製造に携わってきたリオス家が、1853年に創業した歴史の深いブーツブランドです。
創業以来、カウボーイたちのためのカウボーイブーツを作り続けてきました。
「全てはカウボーイのために。」
その理念を現在でも受け継ぎ、ファッションのためのやわなブーツではなく、カウボーイが満足するタフな道具としてのブーツを生産しています。
生産効率や価格よりも機能性を最優先に、最適な自然素材と100年前と変わらない機材を使い、熟練職人のみにより丁寧に手作業で生産されています。
常にカウボーイたちの言葉に耳を傾け改良を重ね続けるリオスのブーツたちは、瞬く間に全米のカウボーイたちに浸透し、多大な影響力を与えるとともに、深い信頼関係を築き上げました。
厳しい環境下での実用に耐えうる頑丈な作りと、カウボーイたちからのリアルな要望から生まれる機能美は一種独特なオーラを放ち、カウボーイのみならずとも多くの人々を魅了しています。
今回レディースサイズも用意してます。
レディースで履いてたらカッコ良いですねー。
Vittorio Spernanzoni
Vittorio Spernanzoni (ビットリオスペルナンゾーニ)は1965年にイタリアで創業し、当時から変わらずハンドメイドでグッドイヤーウェルト製法を行う世界有数のファクトリー。
完全なハンドメイドで行われるグッドイヤーウェルト製法は複数の特殊工具を扱う熟練の職人の技術と時間を要しますが、機械で行うより耐久性と柔軟性に優れています。
過去にはラルフローレンと協業するなどの実績もある実力派です。
今回ご紹介するのは英国の木型を使用した、丸みの強いラウンドトゥのチャッカブーツ。
ベーシックなシルエットとシンプルデザインに本クレープソール仕様。
アッパーにはホーウィン社の「ハンツマンレザー」を使用しております。
「ハンツマンレザー」とは1905年にアメリカ・シカゴにて創業した世界的老舗タンナー「ホーウィン社」が、
創業以来、変わらない製法で作り続けている歴史ある素材です。
革の銀面では無く裏側の繊維質な面に、ワックスをたっぷりと塗り込んで、繊維を寝かしつける特殊な加工を施したレザーです。
もともと、海兵たちのために撥水・防水性を高めた「クロムエクセルレザー」というオイルドレザーが開発されていましたが、さらに防水性を高めようと海兵が自らワックスを重く塗り込んでいた事からヒントを得て開発されたのが、この「ハンツマンレザー」。
主に狩猟用ブーツや銃猟用のブーツに使用される無骨なレザーで、表面がザラザラとした独特な質感を持っています。
履きこむほどに、ヴィンテージ感が増していく無骨なレザーです。
サンダースじゃなく、マイナー感がまた良いかも。