DeSoto CLOTHING COMPANY

CLOTHING

2020 〜

FULL HAND FRAMED.

 

"分かる人に袖を通して欲しい"。

 

パリにてジョン・ガリアーノとクリスチャンディオールのニットデザインを担当していた日本人デザイナーは言う。


経験値豊富なプロのニットデザイナーが"これ以上は無い"と言えるほどの真面目な作りは
東北地方の山奥で全てたった一人の職人が人力の手横編み機で仕上げたモノ。
名前も顔も表に出さず辺鄙な場所を拠点にしているにも関わらず、有名メゾンの一部のプロダクトを生産していたりと知る人ぞ知るニッター。

勿論、生産数が少ない事は言うまでも無く、ここまでの手間をかけたニットは他で見かけることもなかなか無い。

例えばボディーとアームや襟の接合部分。
通常一目すくってリンキングするところを半目ずつにする事で滑らかさを追求していたり、
その接合部分のラインは直線ではなく曲線を描いていて、着用した時に体に沿って肩に丸みをもたらす。
これも減らし目と言って一目ずつ手作業で編み目を減らしながら進めていくため何倍も時間と手間が掛かります。

無数の針に糸をかけて編んでいく工程も通常だと糸の掛かっていない休んでいる針があるらしいですが
このニットは休んでいる針が無い。
全ての針に糸が掛かっているため、ド詰めでかなりズッシリと締まっている。
アウター感のあるニットカーディガン。

普遍的なデザインも、前述した2つのビックメゾンでの経験を考えれば、余分を削ぎ落とした最善である事は理解出来ます。
アンダーステイト(控えめ)の中にある本物感。


専業系のメーカーと違ってデザイナーにデザインの変更をお願いする事ってよくよく考えるとすごく失礼な事だとも思うんです。
今回のモノはDeSotoのスタイリングに合わせて水牛のボタンの色だけ変更してもらいましたが、形はそのまま。
すごくバランス良いです。


店頭でご覧下さい。


Thank You SOLD