CLOTHING
Justo Gimeno

本当に良いモノ、本物を “ 普通 ” に着コナス。
これが一つ、改めて今のテーマ的なところなんですが、
今回スペインより届いた
Just Gimeno(フスト ヒメノ)は
その良いモノ、本物であることに間違い無い。
あまり知られてはいないが、メンズウェア史における世界3大ジャケットの一つでもあり
英国王室の流れを汲む由緒正しき“テバジャケット” のトップブランドである。
創業者であり、現当主の祖父フスト・ヒメノはスペイン屈指の仕立て屋であり、
ロンドン・バーバリーでトレンチコートの仕立て技術を修了し、
第一次世界大戦時には、英国・フランス・ドイツ等、様々な国に
軍服を供給していた。
過去にはパリの名店「オールド・イングランド」にもコートを卸していた事があるなど
洋服好きも納得できる数々のヒストリーを持つ。
生地のバリエーションはビスポークスーツに使用される
イギリス、スコットランド、イタリアの高級スーツ用生地が中心。
女性が5人ほどしかいない小さな工房で
いまだにコンピュータや機械を使わず全て手裁断。
ちなみに工程の多いアイロン作業で襟の仕上げに使用されているアイロン台は
なんと150年に渡って使用されているのだそう。
肝心なモノはというと、それはもちろん間違いない。
近年、クオリティだけの味気のない洋服がやたらと目につく様になった気がしているが、ソレとは対極にあると思っている。
今回はテバジャケットのルーツである狩猟の要素を汲んだディテールを持つテバシューティングというモデルに
ベージュカラーのフレスコ生地を載せて仕立ててもらった。
ゆったりとしたボディーにシャツ袖、
1番の特徴はやっぱり一目でテバだと分かる襟型で、襟を立てた時の表情も素晴らしい。
近年ではエルメスをはじめロロピアーナなどのラグジュアリーメゾンブランドも
テバデザインを取り入れてきました。
ナポリのようなラフで土着的な雰囲気も感じられるが、あくまでコレはスペイン流。
スペイン独自の服飾文化に根ざしたテバジャケットにおいては
スペイン製であること、フスト・ヒメノ製である事が何よりの本物の証である。
是非お試し下さい。
Size : 50 / 52
¥148,000 +tax