CLOTHING

ようやく入荷です。
KAKISHIBU BAG。
昨年末ですか、個人のInstagramの方ではチラッと告知していたんですが、ようやく仕上がってきました。
もともとコレは自分用に作ってもらって既に使っていたんですが、それがスタイル的にもなかなかハマっていたのでDeSoto用にオーダーしていたんです。
それが昨年末の事。。。結構時間かかりました。
というのも、この柿渋染めのファブリックを作ってもらうのにかなりの時間がかかるんです。
そもそも柿渋の染め液を作るのに発酵させたりなんだりで、2年かかるとか。
いわゆる伝統的なやつです。一閑張りとかに使うやつ。
柿渋染めについては長くなりそうなので店頭で聞いてください。
で、今回作ってもらったモノは最低でも5〜6回は染めてもらっています。
なるだけ濃く、オレンジ系よりも焦げ茶に近い感じでと好みを伝えていたので。
それから更に鉄媒染の液に浸けて染めを定着させることでさらに濃い〜深みのある色味に仕上がります。
良い色でしょ?独特のムラ感も。
もちろん個体差がありますが、そこはむしろ同じものが無いというプラスポイント。
使い込むことで出てくる経年変化とか、ジーンズみたいにその辺りも楽しめるかと思います。
染め直しもできるみたいです。
ココまでが制作依頼。
あとはレザーの持ち手。
この部分はDeSotoで仕上げています。手縫いで。
ミシン縫いのような見た目の手縫い。
フランス Blanchard製菱目打ち、イギリス John Jamesの手縫い針、イタリア製の圧着用接着剤まで、
全てエルメスの職人が使用するモノと同じ道具で仕上げています。
糸は香港のatelier Amy Rokeの蝋引き。
使う道具なんかは表に見える部分ではないんだけど、言葉で表現できないニュアンス程度にモノに現れてくるんです。
特に今回の柿渋染めみたいに「和」なイメージのモノをそのまま和テイストで持ちたいわけじゃない場合はなおさら。
「弘法筆を選ばず」なんていうけどさ。
弘法じゃないから道具くらい拘らないと。笑
さっきも書いた通り、このバッグは「洋」な雰囲気で持って欲しいですね。
洋なモノと組み合わさった時の新しい柿渋の魅力が楽しめたらと思います。
是非、店頭でご覧ください。
KAKISHIBU BAG : ¥22,000+tax Thank you SOLD
m’s braque
Vintage Linen Shirt : ¥36,000+tax Thank you SOLD