CLOTHING

DeSotoでは初めてになります、フレグランスブランドの紹介。
「Wiener Blut」。
オーストラリア・ウィーン発祥のこのフレグランスブランドはウィンナ・ワルツの楽曲「ウィーン気質」がそのままブランド名になってます。
もともとアートディレクターとして広告業界で活躍していたアレクサンダー・ローバーが、自身の香りへの強い情熱から生み出したのだと。。。
すでにマニアックな香りがプンプン。
彼が生み出す香りのインスピレーションの根源は、絵画・建築・音楽など様々な芸術文化が百花繚乱の様相を呈した19世紀末のハンガリー帝国時代のウィーン。
画家・建築家・音楽家、様々なジャンルで歴史に名を残す偉人たちが生きたこの時代の街や文化に魅了された彼が、当時実在したレシピを元に、高価な天然原料を惜しみなく使い構築した全てのオードパルファムは、
一度香れば魅了される事間違いなしです。
「香り」というより「オーラ」といった感じ。
香りの一つ一つにはそれぞれウィーンを連想させる彼の思いの詰まったストーリーが作られていて、感性を刺激させられます。
香りの重要性を改めて認識しました。
ボトルも拘ってて、自身のコレクションであるウィーンの薬局で使われていたアンティークのボトルをモチーフに、
ニューヨークのデザイナー「アレックス・ウィーデリン」が現代的な解釈でクラシカルかつモダンにデザイン。
そして、すべて手仕上げです。だから一つ一つ形が微妙〜に違う。
キャップの素材も19世紀末に発見されたセルロイドに次ぐ古い合成樹脂「ベークライト」で作ってあったり。
ボトル自体がインテリアとして成り立つほど魅力的です。
ロンドンのリバティやトランク、ウィーンのロブマイヤー本店などヨーロッパを中心に厳選されたショップで販売されてます。
彼はウィーンの知的ムーブメントであるジークムント・フロイトにも影響を受けていて、調香している姿もしっかりタイドアップでクラシック。
実は、今回特に男性にオススメしたいんです。もちろんレディースにも良いんですけどね。
今までフレグランス自体にノーマークだった人に是非おすすめしたい。大人の紳士の嗜みの一つとして考えてもらいたいですかね。
メンズクラシックシーンを彩るアイテムの一つに「Wiener Blut」を。