CLOTHING

ベラルーシ出身の女性デザイナーALYA(アルヤ)が2006年にニューヨークで立ち上げたレザーブランド
「a.b.k」。
ニューヨークに移り住んで10年、ユッタニューマンのレザー工房で修業を積んだ彼女が作り出すレザーアイテムは、アメリカ国内で鞣されたベジタブルタンニンレザーのみを使用し、さらに手染めにより仕上げられます。
ダイからステッチワークに至るまで全ての工程を手作業で行い、一針一針丁寧に縫い合わされています。
その丁寧な手仕事から、あのラルフローレンのRRLラインのレザーグッズを手掛けて欲しいとオファーもあったほどです。
彼女は、自分の作りたい物を、一つ一つ手作業で拘って作りたいという思いからオファーを断り、頑なに自身のモノづくりを続けています。
一つ一つのアイテムに職人としての熱が込もったレザーグッズは、古き良き時代の職人たちが作ってきたヴィンテージと見間違うほどの雰囲気を醸し出していますが、
決してビンテージを模倣したようなバッグでは無く、現代の都会的センスと哀愁漂うカントリースタイルを融合させた、
まさに彼女が故郷であるベラルーシから、ニューヨークへと移り住んできた生い立ちがそのままデザインに落としこまれているように感じれます。
今回はそんなa.b.kからフラップトートバッグと、
三連フラップウォレットが入荷いたしました。
ハンドダイならではのレザーの風合い、分厚くしっかりとしたレザーに映える一針一針ハンドで縫い合わされたステッチワーク。
素晴らしいですよ。
古き良き時代の職人たちが作ったレザーグッズが、ビンテージとして高値で取引されるのは、単に昔に作られて良い味が出ているからではないんです。
機械技術が進歩しておらず、全ての工程をハンドで行うしかなかった時代。
必然的に技術力のある職人が多かった時代に
手間のかかった素材を用いて、手間を惜しまず誇りを持って作られた、手仕事から生まれた貴重な物だからです。
技術の近代化が進み、効率的にハイクオリティな物が量産できるようになった今、
本質を見極める目が如何に大切か。
そんな事を考えさせられます。
こういう物が次の世代に受け継がれ、次のビンテージとして扱われていくのではないでしょうか。
唯一無二のレザーグッズを是非、体感してみてください。
オンラインショップにも掲載しておりますので、ご覧になられてください。