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2015-05-28 17:31:07
2015-06-19 21:34:54
AUGUST SANDER

今日のオススメBOOK第3弾はこちら。

「AUGUST SANDER  PEOPLE OF THE 20TH CENTURY」。

ドイツの人物写真家「アウグスト・ザンダー」がこの世に残した渾身のポートレート写真集。

アウグスト・ザンダーは1867年にドイツで生まれ、鉱夫として働いた後に兵役に服し、そこで写真家助手の任務に就きました。
そこでの経験から写真撮影の技術を学び、兵役の後はドレスデンで1年間絵画を学び芸術的基礎を身につけたのです。
その後自分のスタジオ持つまでに至り、数々の賞を獲得するなど写真家としての成功を収めていました。

しかし、こうした成功にも彼は心から満足することができず、写真史上最も挑戦的とも思われるプロジェクトを思いついたのです。
それは、煉瓦職人・狩猟場の管理人・菓子屋の店主・学生・役人・実業家などなど、ドイツの社会を構成しているあらゆる職業、民族、階級の人々のポートレートを撮り、一つ一つ標本のように分類した記録を作るという事でした。

この方法論のプロジェクトを並みのアーティストが取り組んでいたら、退屈極まりない人物写真カタログになっていたかもしれませんが、アウグスト・ザンダーはとても優れた写真家でした。
目の前にいる被写体の表情、ジェスチャー、姿勢、服装、動作、生まれ育った環境を捉える感覚はザンダーの感受性にしかなし得ない的確なものでした。

それらの写真は、それぞれの職業に従事する人々の一般的なイメージだけでなく、内面の表情までも伝えています。


彼はプロの肖像写真家であるにも関わらず、撮影を依頼した多くの人々から報酬を受け取っていません。
経済的に払えなかった人ももちろんいるでしょうが、余裕のある人からもお金は受け取らなかったと言われています。
彼が、このプロジェクトであらゆる身分や階級の被写体一人一人の個性を、ありのままの自然な姿で表現できたのには、
そうした仕事としての利害関係が一切なかった背景があってこその物だと思います。

残念ながら、このザンダーの試みはナチスによって一時中断を余儀なくされ、生前にまとまった形でこのポートレート写真集は発表できなかったのですが、息子のギュンターが彼の意思を引き継ぎ、1980年に写真集が刊行されました。

そして今回紹介しているこの本は、2002年に出版された未発表作を含む全7巻をまとめた渾身のポートレート写真集です。


この本がなぜファッション的にも良いのかというと、その時代のありのままの自然な姿が記録されているから。
当時のリアルなウェアを身に纏った様々な人々を見る事が出来る。
ジャケットのシルエット、ラペルの形、ポケットの付き方などなど、
この本は、どんなファッションデザイナーも一冊は持ってると言っても良いくらい、デザインソースに使われているど定番の本なんです。

どんなモノにも昔があって今がある。

「温故知新」という言葉、古きを訪ねて新しきを知るという事、とても大切な事だと思います。

ファッションだけの観点だけじゃなくても、普通に見ても面白いですよ。
昔ってこんなだったのかって。

こちらも店頭に置いてますので興味のある方は、是非一度ご覧になられて下さい。

 

2015-06-19 21:39:23
2015-06-19 21:40:00

 

 

 

 

 

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2015-06-04 19:30:59
AMERICAN FASHION MENS WEAR

今日はDeSotoオススメBOOKS 第2弾という事で、
「AMERICAN FASHION MENS WEAR」という本をご紹介します。

タイトルだけで、アメリカファッション好きなら手に取っちゃいますよね。
中身が分からなくても買ってしまうくらい、どストレートなタイトル。
それにふさわしく、中身もザ・アメリカファッションって感じの間違いない内容です。
アメリカの様々なジャンル、様々な年代のファッションがカテゴリー別に分けられて写真と文章で掲載されています。
文章は英語だけど、英語が分からなくても写真だけで十分にアメリカファッションを感じる事が出来る本です。

1950年代の映画俳優として活躍した、ファッションアイコン的人物、「ジェームスディーン」や
それまで下着として認知されていたTシャツを普段着として着用した事で世の中にTシャツ文化を広めるきっかけとなった「マーロンブランド」。

ラルフローレンが衣装を手がけ、知名度を世界的に広めるきっかけとなった話題作、
1974年公開の「グレート・ギャツビー」主演のロバート・レッドフォード。

往年の紳士服飾の世界を好きな方なら誰でも知っているであろう、1930年代のEsquire誌を飾っていた「Laurence Fellows」のスタイルイラスト。

1969年公開のアメリカ映画「イージーライダー」のピーターフォンダなどなど・・・


アメリカのリアルなワーカースタイルからハイブランドのコレクションまで、アメリカの時代に合わせて生まれてきた「スタイル」がぎっちり詰まってます。


ファッションは移り変わりゆくものだけど、「スタイル」は生き続ける。
なんだかそんな事を思わせてくれる本ですね。


アメリカファッションが好きな方なら、是非見てみて下さい。

こちらも店頭に置いてますので、お気軽にお声かけ下さい。


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